映画『ラ・ラ・ランド』 あらすじ、ネタバレ・正直レビュー

映画レビュー

私、ララランドがめーっちゃくちゃ好きで、世界で一番好きなんです。

そこで今回はララランドファンの私がゆるくあらすじ 、ネタバレして行きます。

現在、アマゾンプライムビデオでも視聴可能です。

あらすじ

まず主人公はエマ・ストーン演じるミア。その彼氏役がライアン・ゴスリング演じるセバスチャン

舞台は夢追い人の街、ハリウッド

女優志望のミアは、オーディション受けまくって落ちまくる日々

オーディションの合間にカフェでバイトをして生計を立てています。

セバスチャンはジャズ・ピアニスト。自分のジャズ・クラブを開くのが夢ですが、現実はレストランで弾きたくもない曲を弾いて小銭を稼いでいます。

一度ミアはレストランで演奏中のセバスチャンに出会い、その演奏に心惹かれて彼に話しかけようとするのですが、タイミング悪く、セバスチャンの機嫌が悪く失礼な態度を取られます。

いわゆる「出会いは最悪」みたいな

しかしその後二人は友人宅のパーティーで再会、意気投合し、付き合い始めます。

天文台にデートに行ったり、セバスチャンがジャズ・クラブを開くときの店名やロゴを考えたり、幸せそうな二人

セバスチャンのジャズバンドが軌道に乗り始めます。

と、いうのも、本来の伝統的なジャズを近代的なエレクトロニック風にアレンジして、若者に受けるよう路線変更した効果があったようです。

バンドの初コンサートを聴きに来たミアは、大衆受けする激しい音楽に困惑します。

そこには穏やかな優しいピアノではなく、エレクトロニックピアノを激しく演奏するセバスチャンの姿が。

コンサートが終わってミアは「これがあなたの本当にやりたいことなの??」と問いかけますが、

セバスチャンは「現代に受け入れてもらうには、こうするしかないんだ」と答えます。

そもそもはジャズ・クラブを開くための資金集めとしてやっていたバンドですが、人気が上がっていくに連れセバスチャンも本気になり、また、ジャズを多くの人に聴いてもらうには伝統に固執せず、大衆受けするようスタイルを変える必要があるというメンバーの考えにもだんだん納得していったようです。

また、ミアとの将来を考えると、いつまでも貧乏ではいられないという考えもありました。

結局彼は売れていくため、バンドとして成功するため、自分の音楽に対するこだわりを捨てたのです。

そんなセバスチャンの姿を見て、ミアは悲しくも思い、二人の思いにズレが生じて喧嘩になってしまいます。

さらにはバンドはどんどん売れていき、世界ツアーも決まり、ミアとの時間がどんどん取れなくなっていくことが分かっていました。

一方ミアは小さな劇場を借り、自分一人で演劇の自主上演を計画していました。

舞台初日、客は自分の友達と少し他の人がポツポツいるくらいで、ガラガラの会場。

セバスチャンの姿はそこにはなく、雑誌の撮影中でした。

セバスチャンはイケメンなので、バンドのルックス担当的立ち位置。

彼は音楽そのものを大事にしていて、音楽を聴いて欲しいのに、顔に注目されることに苛立ちを感じます。

ミアの舞台は評判が悪く、失敗に終わります。

すっかり意気消沈のミア。

彼女はついに夢を諦め、実家に帰ります。

転 以下、ネタバレ

ある日エマがいなくなったセバスチャンの家にミア宛の電話が掛かってきます。

彼女の舞台を見たエージェントが彼女を気に入ったので、ミアをオーディション招待したいという内容でした。

セバスチャンはミアの実家まで行き、オーディションのことを伝え、女優は諦めたという自信消失のミアに、しつこく受けるよう説得します。

結局ミアはオーディションを受けることに決めました。

オーディションは無事終了し、結果はまだ分かりませんが、合格すれば7か月近くパリに滞在することになります。

ミアとセバスチャンは、お互いの夢のため、別れることを決めました。

あれから何年か経ち、、、

ミアは女優として成功し、人気になっていました。

そして、セバスチャンではなく、映画プロデューサーと結婚していました。

ある日ミアは夫と車で出かけた際に渋滞にはまり、1軒のジャズ・クラブにフラット立ちよります。

その店の看板には、見覚えのあるロゴと「セブス」という店名。

それは、ミアが昔セバスチャンのために考え、提案したものでした。

セバスチャンも「自分のジャズ・クラブを開く」という本来の夢を叶えていたのです。

演奏のためステージに上がったセバスチャンは、客席にミアがいるのを見つけ言てびっくり。(そりゃそう)

しかし、セバスチャンは気を取り直し、ピアノの前に座り演奏を始めました。

それは、二人がレストランで初めて出会った時に弾いていた、思い出の曲でした。

「あのときこうしていれば」「もし付き合い続けていたら」

出会ったレストランですれ違わずにすぐに意気投合していたら、ミアの舞台が大成功していたら、結婚して子供をもうけていたら、、、

そんな叶うことのなかった理想の日々が、どんどん頭の中をかけ巡ります。

セバスチャンの演奏が終わり、現実に引き戻されました。

ミアは席を立ち、夫について店を出ようとします。

しかし出入り口で一度、立ち止まって振り返りました。

一瞬、二人の目があい、微笑みあった後、ミアが去ります。

セバスチャンもピアノに向き直り、次の曲を始めるのでした。

感想

私がこの映画が大好きな理由は、現実味があるから。

夢を追いかけ続けることの難しさ、現実の厳しさ。恋愛も仕事も両方取るというわけにはいかない、リアルさ

そして、仕事で成功するために、恋愛を捨てる。

そんなリアルをしっかり描いてくれたのが、ものすごいよかったです。

オチが最高だと思いました。

オーディションに落ち続けて辛い時期から、少しずつ売れていっていよいよだ!っていうワクワク感。

2人が出会ってあっという間に惹かれあって、ウカウカのデートを見ているのも本当に引き込まれる演出で楽しかったです。

そもそも曲が全て最高すぎる!!

ダンスも!カットひとつひとつも最高!

こんなにラブラブだった二人が別れてしまうのは、もちろん切ないし悲しい。

あーーこんなにラブラブでも別れてしまうのかあ、って気分下がっちゃいますよね。

ミアが最後セバスチャンのジャズクラブに訪れて彼のピアノの演奏を聴いている時の、二人がもし付き合い続けていたら…っていう幻想シーン

ここ本当に大好きなシーンで、切なすぎて泣きました。

けど私、これはハッピーエンドだと思っています。

だって、ミアは女優としてメディアへ露出していくわけだから、ライアンの目にミアの活躍が入るわけで。多分ずっとミアのこと見てくれていると思います。

二人はこれからも心のどこかで繋がり続けます

別れた後もお互いがそれぞれのステージで輝いて、それをお互いが尊重し合い、心の中で応援し合っている、そんな尊い関係ありますか?

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